旅にお土産は欠かせません。
自身の楽しかった記憶を留めておくことはもちろんのこと、大切な人とハッピーを分け合える楽しさにも繋がっていきます。そんなお土産の定番といえば、お菓子ではないでしょうか。
東京ディズニーランドにあるお菓子屋さん 『ワールドバザール・コンフェクショナリー』 は、パーク最大のお菓子専門店で、閉園時間が近づいてくるとたくさんのゲストで大変賑わいます。
もともとは、お菓子作りが得意なサイラスさんが、お菓子の見本市で、栄誉あるブルーリボン賞を受賞したことをきっかけに作られたお店である、という物語があります。
サイラスさんの受賞を祝い、 『コンフェクショナリー』 というお菓子屋さんをオープンしたのですが、あまりの人気にお店を拡張しなくては追いつかないことに。
そんな時、お隣にある銀行が 「よかったらうちを使ってください」 と名乗りを上げてくれました。
その銀行の名前は 「シュガーマン銀行」 。
名前からも分かる通り、この銀行の重役たちは全員大のお菓子好き。
2006年、はれて改築することができたお店を、『ワールドバザール・コンフェクショナリー』 としてリニューアルしましたが、店内に入るとレジのスペースは、もともと銀行の窓口だった名残がそのままになっており、この物語を知った感動を与えてくれます。
また、お店のリニューアルに関わったのはシュガーマン銀行の重役たちだけではありません。
改築の際、ミッキーやミニーたちディズニーの仲間がお手伝いをしてくれたそうで、その感謝の気持を込めて、サイラスさんはお菓子で作ったミッキーの像や、店内の装飾にディズニーの仲間たちのイラストを残した、というもう一つの物語も隠れています。
可愛らしいお菓子屋さんだと思っていたお店にこんなストーリーが秘められていた事を知ると、ただお土産としての楽しさだけでなく、何倍も美味しくなっていくような気がします。
旅も思い出のお土産も、物語が重なることでより強い記憶として心に刻まれるものなのでしょうね。
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