寒くても、長い待ち行列が出来ていても、せっかくパークに来たのだからと焦る気持ち。
やっとの思いでたどり着くと、どうしても効率的に、時間いっぱい、できることを全部しよう! アレもしたい! コレも食べたい! 観たい! 買いたい! と息巻いて考えがちですが、落ち着いて 「目標」 を決めると、案外混雑している中でも、大きな満足感を得ることができるものです。
コロナ禍の頃とは打って変わり、40周年のお祝いで大混雑の東京ディズニーランドの中でも、大きな満足感を得ることができるおすすめスポットは、グリーティング施設です。
現在ディズニーランド内には3つのグリーティング施設がありますが、中でも2016年の冬にオープンした『キャンプ・ウッドチャック』は、キャラクターとの触れ合い・レストランでの食事・異国の景観・グッズショップのすべてを一気に楽しむことが出来る、とっておきの場所です。
ウエスタンランドのシンボルである「ビッグサンダー・マウンテン」のさらに奥地、木の生い茂る先を川の方へ抜けていくと、そこには一際目を引く巨大な切り株がお出迎え。
このエリアこそ、『キャンプ・ウッドチャック』と呼ばれる場所で、中にはグリーティング施設・レストラン・ショップがすべて揃っています。
『キャンプ・ウッドチャック』は、ディズニーのコミックブック「ジュニア・ウッドチャック」シリーズをテーマにしており、ドナルドの甥っ子のヒューイ・ドゥーイ・ルーイが、ボーイスカウトのようなグループ〝ジュニア・ウッドチャック・オブ・ザ・ワールド〟 のメンバーとなって、アメリカの原生地を舞台に、親元を離れてハイキングや釣りなどを通じて集団生活をし、自然に感謝を捧げる組織の物語をモデルにしています。
ところで、先程から何度も登場している 〝ウッドチャック〟 という言葉ですが、これは架空のものではなく、北アメリカに生息する小動物で、プレーリードッグのような見た目をしています。
写真にあるシルエットがそれなのですが、これはジュニア・ウッドチャックのメンバーがハイキング中に偶然発見した、落雷によってできたウッドチャック型の穴が空いた切り株です。
これをメインの標識として、この場所に本部の設置を決めたんだとか。
ここでリーダーとして活躍するドナルドは、いつものパレードで見る姿よりも頼もしく、 「ボクにまかせろっ!」 と胸をどんと叩いてお出迎えしてくれます。
『キャンプ・ウッドチャック』を「目標」にしておけば、あれもこれもと欲張っても全て叶えられる、魔法にかかったような理想の思い出作りができそうです。
新しい年――やりたいこと・叶えたいことの「目標」を決めつつも、貪欲な一年にしていきたいですね。
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