ディズニーの魔法の成分

とにかくイベントが多い冬の期間、ディズニーのテーマパークでもハロウィーンからクリスマス、ニューイヤーにバレンタインと、毎月目が離せないシーズンイベントが盛りだくさんで、寒さを忘れさせてくれます。

特に寒さの厳しい2月は、バレンタインのシーズン。東京ディズニーランドの中のフードやお土産品にも、甘いお菓子がたくさん登場する時期です。

パークへ遊びに行った時のお土産に、チョコレートやキャンディー、クッキーを選ぶ方も多いと思いますが、そんなお買い物にオススメの場所が、ファンタジーランドの中にあります。それが、 『プレジャーアイランド・キャンディーズ』 という、お菓子を専門に取り扱っているショップです。

中に入ると、大きなキャンディーや、お菓子作りのためのアイテムがディスプレイされており、甘いものが好きな人なら、その場にいるだけでウキウキとした気持ちにさせられてしまいます。

アトラクション「ピノキオの冒険旅行」の隣にあるショップなのですが、このエリアはアトラクションやショップが密集しているせいか、あまり目立たない隠れたお土産屋さんとも言えます。でも、このお土産屋さんは、もしかしたら隠れていたほうが良いのかもしれません…。

入口の見た目からしてとても可愛く楽しそうな場所なのですが、ここはディズニー映画 「ピノキオ」 にも登場した、〝子供を誘惑し堕落させる〟ことでお馴染みの「プレジャーアイランド」という遊園地の名前を冠したショップなのです。

プレジャーアイランドは、なまけものの子や、悪戯が大好きな子に「勉強なんてしなくて良い、親の手伝いもしなくて良い、お酒を飲んだりお菓子を好きなだけ食べたりしても、誰も怒らない楽しい場所だよ」と誘惑をして、沢山の子どもたちを連れ去り、最終的にはロバにして売り飛ばしてしまう、とても恐ろしい所で、子供の頃に映画を観た人にとっては、トラウマのように記憶に刻まれているのではないでしょうか。

もちろん、ディズニーランド内にある『プレジャーアイランド・キャンディーズ』は、そんな恐ろしい場所ではないのですが、キャストさんに話を聞いてみると、ニコニコと笑顔で「だ、大丈夫ですよ〜!安心して楽しんでください…あれ?耳がロバにっ!」なんて言われたことがあります。

なるほど、なんとも魅力的なお土産屋さんです。

「ちなみに、ピノキオにプレジャーアイランドへ行くことをそそのかした、狐のファウルフェローと猫のギデオンが、最初にピノキオを〝糸がないのに動く人形〟として売り飛ばしたストロンボリ一座の『ストロンボリズ・ワゴン』も、『プレジャーアイランド・キャンディーズ』の斜向かいにショップを構えています。

寒い日の、温かい笑顔と甘いお菓子の魔法には、十分ご注意くださいね。


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川崎 真衣
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