iroiroレポート

今回は、宜野座村にあるイチゴ生産組合の会長である妻鹿(めが)さんにお話を伺いました。
皆さんは宜野座村に10農園以上ものイチゴ農園があることをご存知でしたか?

イチゴは暑さや病気に弱いため、沖縄では生育が難しいと言われていましたが、
宜野座村では、20年ほど前からイチゴの生育に取り組んできました。
平成24年に病気に強い「かおり野」という品種が開発されてから、
沖縄でのイチゴの生育が発展。

平成30年には、農家同士の連携を取れるように『 宜野座村のいちご生産組合 』を設立。
県外から講師を招いて月に1回勉強会を行い、
イチゴの安定供給が出来るように取り組んでいるそうです。
病気に弱いイチゴの生育は、1年を通して、苗から育てています。

しかし、苗の段階でダメになってしまったり、
ミツバチによる受粉が多すぎるとイチゴの形に影響が出ることがあったりと
イチゴはとても繊細で育てるのが難しいと仰っていました。

スーパーでよく見かけるイチゴは、ヘタの付け根が少し緑っぽい状態が多いと思います。
県外産のイチゴのほとんどは7割程の熟成段階で出荷されているため、少し固めで酸味があるそうです。

今の時期は、スーパーで買うより、農園に直接足を運び、
自分の目で完熟を見極められるイチゴ狩りが断然おすすめ。

そこで、より美味しいイチゴを食べてもらえるように、妻鹿さんから完熟したイチゴの見分け方を教えていただきました。

まず、見るべきポイントは、イチゴのヘタの部分。

付け根までしっかり赤く色づいたイチゴがしっかり完熟した甘い証だそうです。
(画像の右側参照。)

宜野座村で育てているイチゴは各農園ごとで、多少異なるため、農園ごとでイチゴの食べ比べをして楽しむこともできます。
また、多くの農園が栽培している品種の「よつぼし」と「かおり野」は、甘く酸味が少ないので、子供にも大人気です。

各農園では完熟イチゴのお持ち帰り用の販売も行っています。
また、宜野座村まで足を伸ばせない方は、うるま市にある『 うるマルシェ 』でも宜野座村産のイチゴが購入できるので、ぜひチェックしてみてください。

今年は、ぜひ生産地の宜野座村に行って、完熟した甘くて美味しいイチゴを堪能してみてはいかがでしょうか。


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iroiro沖縄 編集部