
すがすがしい春風が吹くと、東村の農園には可憐なカモミールの花が咲き、その爽やかな香りのハーブティーを味わう季節になった。
また、「 村民の森つつじ園 」では約5万本のツツジが咲き、「 つつじ祭り 」が開催される。去年は期間中に約2万4000人が訪れた。
そもそも、祭りのきっかけとなったのは、ツツジが村花に指定(1963年)された後、ダム工事や庭木ブームによって乱獲伐採で絶滅の危機を迎えた。それを危惧して村民総出の植樹(1976年)が取り組まれ、「 第1回つつじ祭り(1983年)」が開催されたのである。
その後も、婦人会や老人会などのたゆまぬ努力によって、観光産業としての村経済の重要な柱となり、今年で44回目を迎えている。
第42回の祭り開催中には、中学校卒業生達によってツツジの記念植樹がなされ、次の世代にもしっかりと受け継がれているようだ。
日が暮れてライトアップが開始されると、ツツジの森は華やかな花園へと一変した。そこに、夜店の灯りや人だかりとツツジがひとつになって、やんばるの森とは思えない街の賑わいのようになった。
夜風をうけて「 ヒージャー汁 」をいただき、華やかな会場を後にすると、紺碧の夜空には
輝く星だけがずーっと続いていた・・・。
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