冬の澄んだ空気の漂うこの季節になると、毎夜休むことなくディズニーランドを輝かせているイルミネーションが、クリスマスやニューイヤーへ向かうワクワクする気持ちと相まって、ひときわ華やかさを増したように感じます。
光に感じる華やかさや暖かさ、魔法にでもかかってしまいそうな不思議な感覚は、気がつくと幼い頃から誰もがもっているものではないでしょうか。
その原点というべき光の存在はどこにあるのだろうと考えてみると、「ピーター・パン」に登場する妖精、ティンカー・ベルの魔法にあるような、そんな気がしました。
ティンカー・ベルが全身にまとう“ピクシーダスト(妖精の粉)”という、キラキラ黄金色に煌く光の粉をふりかけ、信じる心をもつと、どこまでも空を飛ぶことが出来る魔法にかかるのです。
アトラクション『ピーターパン空の旅』では、ピーター・パンの物語の舞台となるロンドンの町並みやネバーランドを、空を飛ぶピーター・パン達と同じように、空中から見て楽しむことができます。
でも空中からの景色を見るためには、ピクシーダストの力を借りないと私達人間にはちょっと難しそうですよね。
実はこのアトラクションを体験する全てのゲストに、ティンカー・ベルのピクシーダストがこっそりふりかけられているのをご存知でしょうか。
ジーっと目を凝らしてもなかなか見えないピクシーダストは、夜の帳が下りるとその煌めきが私達にも見えるようになるのです。
ただ煌めくだけではないストーリーをもったイルミネーションに、『ディズニーの魔法の成分』を感じますね。
夜にだけ目にすることができる光の魔法。
見た目の豪華さは他のイルミネーションに負けてしまいますが、繊細さとそこはかとなく感じる懐かしさで、見る人の心に暖かく伝わってきます。
今宵は、暖かな光の魔法に魅せられながら、幼いころに空を飛べると信じた心を取り戻しにいきませんか。
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