ディズニーの魔法の成分

大変な一年が終わり、今年こそは賑やかな日常が取り戻せるはずと、期待を寄せながら新しい年を迎えました。

令和四年の干支は「寅」ですね。ディズニーのテーマパークには沢山のキャラクターがいますが、中でも毎年干支に合わせたキャラクターには注目が集まります。さて、「寅」で注目を集めるキャラクターは3人いるのですが、全員思い浮かぶでしょうか。

一人目は『アラジン』に登場するプリンセス、ジャスミンの飼っているペットの”ラジャー”。二人目は東京ディズニーシーのアトラクション『シンドバット・ストーリーブック・ヴォヤッジ』に登場する、シンドバットの相棒”チャンドゥ”。そして三人目は、一番人気の『くまのプーさん』に登場する”ティガー”です。

東京ディズニーランドにある『プーさんのハニーハント』は、2000年にオープンしたのですが、20年以上経った今も行列のできる大人気アトラクションです。プーさんの可愛らしい世界観も人気の一因ですが、アトラクションとしての完成度も非常に高く、プーさんの大好物であるハチミツを入れるポット(壺)を乗り物として、行く先を予測できないレールのないコースを縦横無尽に動き回るといったスタイルになっています。この乗り心地が他のアトラクションにはない楽しさで、何度も遊びたくなるゲストが多いです。

ただ、その楽しさ余ってストーリー抜きの乗り物として認識されているのはちょっともったいない。くまのプーさんの原作は、イギリスの作家A・A・ミルンの書いた童話で、作品に登場する少年クリストファー・ロビンは彼の実の息子です。

田舎で暮らす彼らは、息子のクリストファーが寂しくないようにとプレゼントしたクマのぬいぐるみをキッカケに、沢山のぬいぐるみを贈り、それに囲まれて過ごす息子をモデルに物語を書き上げたそうです。これは有名な話ですが、だからくまのプーさんに登場するキャラクターには縫い目やボタンが付いており、”ぬいぐるみである”ということが分かるようになっています。

実際のクリストファーも、作品に登場するような森の中の動物たちと遊ぶことも大好きだったらしく、物語に登場するウサギとフクロウは、ぬいぐるみではなく”本物の動物”として描かれています。小さなことですが、この違いを知ってアトラクションに乗り込むだけで、それぞれのキャラクターの動きやセリフの意味がなんとなく分かるようになって、一層楽しさが膨らみます。

さて、今年の主役であるティガーはというと、”ぬいぐるみだから”こそなせる柔軟な動きで、アトラクションに遊びに来たゲストを大いに盛り上げ楽しませてくれます。ぴょんぴょんトントンジャンプする元気なティガーにあやかって、今年が元気で明るい一年になりますように!



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