iroiroレポート


今回は鹿児島県を中心に九州で50店舗の展開している焼肉店「焼肉なべしま」の沖縄1号店、「焼肉なべしま イオンモール沖縄ライカム店」に行ってきました。

「焼肉なべしま」は鹿児島県の焼肉店「焼肉なべしま」を引き継ぎ、2020年で50周年を迎えた焼肉店。創業100年を目指す向上心溢れた企業です。
九州地方を中心に50店舗以上、沖縄県には3店舗、お店を展開しています。


店長の吉武さんご夫婦。
「焼肉なべしま」の本拠地である鹿児島県から1年前、沖縄に赴任。
店長の吉武さんは最初の頃は具志川店で勤務していたところ、今年の10月にもともと奥様が勤務されていたライカム店へ異動されたそう。

鹿児島県で3店舗、沖縄県では具志川店とライカム店の2店舗を経験されており、焼肉なべしま歴20年の大ベテランです。

鹿児島県と沖縄県では接客にも違いがあり、沖縄独自の言い回しである「~しましょうね」という言葉に「一緒にするの?」と、赴任当初は困惑されたそう。
「~しましょうね」という言い回し文化が強いため、柔らかい表現が好まれると感じ、言い回しや対応を店長自ら、地元のスタッフやアルバイトの方に教えを乞うといいます。
「仲がいいのですね」とお聞きすると、スタッフ間のコミュニケーションや信頼関係を築くホスピタリティをとても大事にしているとのお言葉が。
その成果か、焼肉なべしまでは勤続年数が長い方がとても多いのだとか。
もちろん、そのホスピタリティにはお客様にも発揮されています。



店舗の壁はレンガになっており、パステルカラーのクジラの絵や季節の飾りつけ、今回はクリスマスが近かったのでクリスマスの装飾がされていました。


店内も広々としており、146席、宴会席も36席あります。
席もテーブルごとに区切られていて、ソーシャルディスタンスもバッチリ。


座敷席もあるので、小さなお子様がいらっしゃる方も安心してご利用できます。

創業当時、牛肉が高かった時代に「もっとたくさんの人に焼肉を楽しんでほしい」との思いから、低価格の輸入肉に目を付け、仕入れてお手頃価格を実現。


さらに、オーストラリアやアメリカの農場へ直接出向き、牛肉の品質や管理を確かめることにこだわり、いかにお客様が満足できる形で焼肉を楽しんでいただけるか、という事を常に考えているそう。
開業当時から輸入肉だけでなく、宣伝カーやアニメーションCMの導入など先を見越して動き、いろいろ工夫されているのに驚きました。


焼肉なべしまのこだわりはお肉だけにとどまりません。
店舗ごとでラインナップの違うサラダバーも必見です。


季節の野菜や果物、沖縄ならではの、もずくやゴーヤなどはもとより、店舗のスタッフでアイデアを出し合い、あまり見かけないぜんざいや黒蜜ゼリー、コーヒーゼリーなどのデザートも用意されています。
サラダバーはお客様に飽きさせないように月2種類ほど新作を出すそうです。


サラダには欠かせないドレッシングは「和風」「ゆず」「青じそ」「和風ゴマ」4種類のなべしまオリジナルドレッシングが用意されていて、買って帰られる方もいるとか。
今回、私は和風ゴマドレッシングを頂きましたが、市販のものより甘さも控えめでとても美味しかったです。


沖縄県ではあまり厳重ではないようですが、鹿児島県ではトレーモビリティ(国産牛の個体識別番号表記)の抜き打ちチェックなども頻繁にあり、なべしまではかなり徹底しているとの事。


店舗に表示されているトレーサビリティと実際提供しているお肉が合致するかという事をしっかり調べられて、実際自分でもネットを介して調べることが出来るので、安心して利用することが出来ますね。

普段気にしていないことから無知だった和牛の個体識別番号も今後気にして見てみたい・・
お肉の品質にとてもこだわっているのがよくわかります。
牛の個体識別情報検索システムはこちら(https://www.id.nlbc.go.jp/top.html?pc)


なべしまのこだわりはお肉やサラダだけでなくお米にも。
新米であることにポリシーをもっていて、現在入荷している地域の新米の時期が過ぎると入荷先を北上させ、次の新米の時期の地域から入荷するんだとか。

その為か、お米はもちもちで甘みが強く、ご飯だけ食べても味があり、いつまでも噛み続けてしまいます。
さらに、このごはんはおかわり自由。焼肉にはやっぱりごはんをお供に食べると一段と美味しくなるので嬉しいサービスですね。


なべしまではランチメニューも豊富。
ランチメニューだけで11種類。お客様の要望に応えるうちに増えていき、これでも数を減らしたんですという店長の吉武さん。
お客様に寄り添うなべしまの心意気は創業当時から変わっていないんだなと思いました。
ランチにプラス100円すると、ドリンクバーも付いてきます。


なべしまはドリンクバーも特徴的で、青汁が置いてあったり、コーヒーのブレンドが「イタリアンブレンド」「アラビカ&イタリアンブレンド」「アラビカブレンド」「なべしまオリジナルブレンド」の4種類もあったりとあまり見かけないラインナップ。
コーヒーのブレンドだけでこんなに種類あるのには驚きました。


さらに沖縄独自のメニューも用意されています。

沖縄がステーキ文化ということもあり、ライカム限定で登場したのがビックサイズの「ドラゴンカットステーキ」。



網一杯にどーんと占拠するお肉の塊。ドラゴンの名にふさわしい貫禄です。


火が通るほどにお肉の香ばしいにおいが漂い、食欲をそそります。
食べる前にハサミで切るスタイル。


切りながらうまく撮影できなかったので、若干焦げるというアクシデントもあったものの、柔らかいなべしまこだわりのハラミ肉に感動。
新米のお米もすすむ。進む。

このドラゴンスカットテーキ、あまりの人気に鹿児島県に逆輸入されるという快挙まで。
さすがドラゴン、鯉の滝登りのごとく、北上するとは。


こちらは店長お薦めのファミリーランチ。
なべしまカルビ(ハラミ)、ロース、サガリと3種類のお肉が楽しめる贅沢ランチ。

なべしまで提供している「なべしまカルビ」は実は、ハラミなんだとか。
ハラミなのになぜ名前が「なべしまカルビ」となったかというと、ハラミがメジャーになる前から提供していた為、名前がすでに浸透していた「カルビ」と名付けたそう。


3種類それぞれのなべしまカルビとロースの柔らかさと、サガリの弾力あるお肉のうまみが堪能できます。



ランチメニューには味噌汁かわかめスープも付いていてお好きな方を選ぶことが出来ます。

店舗カードはどのお店でもよく見かけますが、
焼肉なべしまではお子様限定、その名も「なべしまリトルカード」を導入しています。


入会すると、カード提示で食後のソフトクリームが貰えたり、誕生月にはおもちゃが貰えるだけでなく、小学校入学時にも筆記用具が貰えたりと嬉しい特典が盛りだくさん。
自分のカードアプリを提示できるのはお子様にとっても嬉しいのではないでしょうか。
お子様からおじいちゃんおばあちゃんまで親子3世代で楽しめる焼肉店です。
買い物に行く前、途中、買い物終わった後でもなべしまで焼肉を楽しんでみてはいかがでしょうか。

きっと素敵なホスピタリティを体験できますよ。


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iroiro沖縄 編集部