Vol.21 新北風(ミーニシ)の吹く季節に

喜如嘉(大宜味村)の七滝 南風が北風に変わる頃に吹く風のことを、沖縄では新北風(ミーニシ)と呼ばれ夏の終わりを告げる季節風である。 今年は春先から新型コロナ騒ぎで、あっと言う間に夏も過ぎて秋を迎えることとなった。そのため…

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Vol.19 梅雨の晴れ間に

潮干狩りを楽しむ人たち(名護市・屋我地島) さわやかな風が吹き、過ごしやすい時期(2月から5月頃)を沖縄の方言で「うりずん」の季節と呼んでいる。 やんばるでは、その時期の終わり頃になると、山の尾根に霧のような雲がかかり麓…

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Vol.18 春風に香る花々

名護市東海岸の「五若森(いつわかむい)」 ヒカンザクラが葉桜になり、やんばるの森がゆっくりと新緑に包まれる頃になると、肌寒かった北風も暖かい南風へと変わっていく。 鮮やかだった黄色い花の「ツワブキ」も枯れて、葉影から「野…

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Vol.17 早春の朝日

カヌチャリゾートからの大浦湾の朝日 四季がわかりにくいと言われている沖縄で「冬と春」の季節の変わり目の頃は、どちらかと言えばわかりやすいと思う。 年明けの1月から2月にかけて、沖縄では真冬のような一番の寒さが訪れる。 こ…

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Vol.16 年の瀬の朝日

「高江校発祥之地」から太平洋の朝日が見える 沖縄本島北部にある「東村」は、大正十二年(1923年)に旧久志村から分離され「日の出るところ東なり」いう所から名付けられたそうだ。 東村の高台(海抜90メートル)にある高江区は…

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Vol.15 夕暮れの海辺

塩屋湾(大宜見村)と本部半島に沈む夕日 強い日差しが和らぎ、心なしか積乱雲の力強さも衰えてスジ雲やウロコ雲のような柔らかな雲が漂う季節になった。 「今はもう秋、誰もいない海・・・」という歌詞があったが、夏場賑わたっていた…

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Vol.14 夏の岬から

慶佐次集落(東村)から天仁屋岬を望む 岬(天仁屋﨑)の岩礁に打ちつける波しぶきの様子で、沖の方から陸に吹く風の強さが伝わってくる。 そして、寄せては返し砕け散る波の光景を見ていると、自然の営みと時の流れを感じて心が和む。…

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Vol.13 若夏の風に吹かれて

ふーかきさばに(帆(フー)かけサバニ競漕)(名護市) 春のぽかぽか陽気が崩れて、やんばるの森の尾根や里山に霧雨が降り始めると梅雨入りとなる。 村々では田畑のあぜ道の雑草を刈って、海や川に流す害虫払いの豊年祈願行事(アブシ…

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Vol.12 うららかな春の花々

菜の花とバラやダリアが咲く花園 余寒の残る中、三月(旧暦2月)には嵐のような強い風が吹く。 一般的にそれを春一番と呼んでいる。 沖縄では「ニンガチカジマーイ(二月風廻り)」と呼び、その風を境いに冷たい冬の北風から暖かな南…

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Vol.10 フーヌイユ日干しの漁港

宜名真漁港のフーヌイユ日干しの風景 秋台風は強いと言われるが、続けざまの今年の台風は強烈だった。 お陰で、やんばるの森の木々は強風で傷つき枯れ木のようになった。 沖縄では秋めくと、夏に吹く南風が新北風「ミーニシ」へと変わ…

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Vol.9 岬(みさき)に咲く花々

辺戸岬から望む辺戸岳 今年の夏は、全国各地で猛暑が続き災害なども多かった。 暑さをしのぐために沖縄の野外では木陰や庇(ひさし)や、風が通るところが涼しく快適な場所として利用されている。 島の岬などは木陰が少なく植物の生息…

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Vol.8 夏の海辺に咲く花

名護市汀間のフクギ群落 夏の沖縄の海辺は、透きとおるような青い海と白い砂浜のコントラストによって鮮明な風景が印象的だ。 そして、海辺沿いに防風林を兼ねた樹林が水辺のやさしい風景をつくり出している。 やんばるの東海岸沿いに…

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Vol.7 初夏の雨に咲く花

民家の庭に咲くアジサイの花 やんばるの森が若葉色から深緑に変わる頃、森の天気は変わりやすくなり梅雨の季節を迎える。 花々などは濃いピンクの「寒緋桜」、真っ赤な「椿やツツジ」などの色鮮やかな花々は散り、黄金色の実を付けた「…

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Vol.6 春風に吹かれてツツジ咲く

東村つつじ祭り(村民の森) 例年になく、日本列島は異常に寒い冬だった。 沖縄でも場所によってはアラレが降ったり、冷たい北風が容赦なく吹いたが、雨の日が少なかった勢か寒緋桜の花見が長くできた。 冬の寒さが通り過ぎると、北風…

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Vol.5 青空に映えるカンヒザクラ

名護城(ナングスク)のカンヒザクラ並木 近年の異常気象が四季の変化にも大きな影響を与えている。 そのために亜熱帯性気候の沖縄においても、これまでの台風の進路が迷走して雨や風などの自然の状況も年毎に変ってきている。 本来は…

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Vol.4 銀輪走る秋のやんばる路

緑や花々を楽しめる・やんばるのサイクリング 彼岸が明けると、夏に南から吹いていた風の向きが北へと変わる。 心なしか、やんばるの森で自生している「イタジイ」や「へゴ」の木陰がつくる強い日差しも、和らいで見える。 この時期に…

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Vol.3 夏空に映えるユウナの花

塩屋湾に灯るキャンドル 大宜味村は約8割近くが山林で、林業と少ない平地と段々畑で農業などを生業(なりわい)としている。近年埋め立てによって企業立地や学校の公共施設建設等で新たな村づくりが進められている。 東シナ海に細長く…

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Vol.2 初夏の雨に咲く花

イジュ(伊集)/リュウキュウアサガオ 若葉色の森が深緑へと変わる頃、やんばるの天候は不安定になり、くもりや雨の日が続く季節となる。 この時期には、沖縄本島で最高峰といわれる国頭村・与那岳(標高503メートル)から南北に連…

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Vol.1 花香るやんばる路

ハゴロモ(羽衣)ジャスミン 沖縄では、冬から春にかけて吹く風が、天候を急変させ大荒れの天気になる事がある。それをニンガチ・カジマーイ(2月風廻り「旧暦2月・新暦3月頃」)と呼んでいる。 その風は「春分の日」を迎えて春風と…

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